貝のなかま
貝には大きく分けて「二枚貝(にまいがい)」と「巻貝(まきがい)」があります。シジミやアサリのようなものを二枚貝といい、サザエなどの他、アワビのような形のものも「巻貝」になります。貝にはとても多くの種類がいますが、一部をご紹介します。
巻貝のなかま

カワニナ
学名:Semisulcospira libertina(カワニナ属)
地方名:ニナ
生息場所:益田川および高津川 下流~上流
解説:川に広く生息する巻き貝。ホタルの幼虫のエサになるため、ホタルのいる川を見分ける印になる。

イシマキガイ
学名:Clithon retropictus(イシマキガイ属)
生息場所:益田川および高津川 河口~下流
解説:海水のまじる汽水域にもいる。カワニナより丸っこい形をしている。

サカマキガイ
学名:Physa acuta
生息場所:益田川下流~河口
解説:北アメリカ原産の外来種。イシマキガイやカワニナよりも汚い水を好む。
二枚貝のなかま

マシジミ
学名:Corbicula leana (シジミ属)
生息場所:高津川および益田川 中流~上流
解説:よく食べられる黒っぽいシジミが、汽水域にすむ「ヤマトシジミ」なのに対して、マシジミは色がうすく、淡水にすむ。用水路などにもいる。

マツカサガイ
学名:Pronodularia japanensis(マツカサガイ属)
生息場所:高津川および益田川 中流
解説:水路などにすむ二枚貝。タナゴの産卵場所としても重要。(コラム)タナゴと二枚貝。